WOCOM液晶タブレットの魅力とサイズ選びガイド あなたに最適な1台を見つけよう!

クリエイター用機材

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記事の紹介

 Wacomで販売されています液晶タブレット(液タブ)について、「Wacom One」、「Wacom Cintiq」、「Wacom Cintiq pro」の紹介をします。

 モデルによって機能の違いや付属しているもの、接続方法も変わるため、今回その各製品の特徴とサイズの比較をしてみました。

製品の内容については公式サイトを参照しております。

「Wacom One」シリーズの特徴・サイズの比較

※イラストのモデルは「Wacom One 13 touch」です。
本製品は「エントリーモデル」となります。
  • 「Wacom One 13 touch(13.3型)」【74,580円(税込)〜】
  • 「Wacom One 12(11.6型【44,880円(税込)〜】

このシリーズの対応システムは「Windows 」と「Mac」、「Chromebook※」、「Android※」となります。

※デバイスによる、詳細についてはこちら

製品の特徴

  • 最大表示解像度は1920×1080 (フルHD)、色域はsRGBカバー率99%(標準値)
  • 接続方法は2種類:USB Type-Cケーブル1本での接続、3 in 1ケーブルでのHDMI&USB-A接続
  • マルチタッチ対応なのは「Wacom One液晶ペンタブレット 13 touch」だけ
    ※「マルチタッチ対応」の製品を購入する際は、商品名に「〜touch」と記入されているもの
  • 付属されてるペンは「Wacom Oneスタンダードペン」:筆圧レベル[4096]レベル、傾き検出レベル[±60]レベル、サイドスイッチは2つ
  • ショートカットできるボタンなどのエクスプレスキーは搭載していない
  • 上部には差し込んで収納するペンホルダー付き
  • 簡易スタンドは付属なし、型番が【DTH134〜】と【DTC121〜】であるもの※スタンド付きは前(2020年発売)のデバイスになります。

「マルチタッチ機能」とは?

 デバイス上の読み取り可能範囲で指を使ったタッチ操作ができる機能となっています。この操作はON/OFFの切り替えができるので、特定のスイッチを押すか設定でエクスプレスキーに割り当てて「マルチタッチ機能」を使い分けましょう。

 設定方法についてはこちらから

 ジェスチャー方法はアプリ「Wacom Center」で確認、またはカスタマイズを行うことができます。詳細について

【マルチタッチ機能が搭載しているデバイス】

  • Wacom One 13 touch
  • Wacom Cintiq Pro 16
  • Wacom Cintiq Pro 17
  • Wacom Cintiq Pro 22
  • Wacom Cintiq Pro 24
  • Wacom Cintiq Pro 27

サイズの比較

名称本体(外形寸法)
横 × 縦 × 幅(mm)
画面(読取可能範囲)
横 × 縦(mm)
質量(kg)
Wacom One 液晶ペンタブレット 12(11.6型)299 x 190 x 11344 × 1940.7
Wacom One 液晶ペンタブレット 13(13.3型)336 x 222 x 12382 × 2150.9

Wacom Cintiqシリーズの特徴・サイズの比較

※イラストのモデルは「Wacom Cintiq 22」です。
本製品は「ミドルクラスモデル」となります。
  • 「Wacom Cintiq 16(15.6型)」【99,880円(税込)〜】
  • 「Wacom Cintiq 22(21.5型)」【162,800円(税込)〜】

このシリーズの対応システムは「Windows 」と「Mac」となります。

製品の特徴

  • 最大表示解像度は1920×1080 (フルHD)、色域はsRGBカバー率96%(標準値)NTSCカバー率(CIE1931)72%(標準値)
  • マルチタッチ機能はなし
  • スタンドは「Wacom Cintiq 16」の場合、取り外し不可の3°、19°調整可能の内蔵スタンド
    「Wacom Cintiq 22」の場合、取り外し可能で16°~82°まで調整可能の搭載スタンド(同梱)
  • 接続方法は「Wacom Cintiq 16」の場合、3 in 1ケーブルでのHDMI&USB-A接続
    「Wacom Cintiq 22」の場合、HDMIケーブルとUSB-Aケーブル、電源アダプタでの各接続
  • 購入時、漫画・イラスト制作ソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT EX」と3Dスカルプトツール「ZBrush®」の2つがダウンロード可能 ※公式ストアを参照
  • 繊細なタッチに精度、レスポンスが可能な「Wacom Pro Pen 2」:筆圧レベル[8192]レベル、傾き検出レベル[±60]レベル
  • 左右の側面につけ外し可能な標準芯3本、芯抜きが収納できる着脱式ペンホルダー

サイズの比較

名称本体(外形寸法)
横 × 縦 × 幅(mm)
画面(読取可能範囲)
横 × 縦(mm)
質量(kg)
Wacom Cintiq 16(15.6型)422 × 285 × 24.5344 × 1931.9
(スタンドを除く)
Wacom Cintiq 22(21.5型)570 × 359 × 40476 × 2685.6
(スタンド除く)

筆圧レベルとは?

 ペンタブ・液タブで使用するペンには感知機能があり、筆圧の強弱を数値化した値となっております。数値が高いほど使用者の力加減などで「太さ」や「濃薄」が変化しやすくなり、また設定もでき調整が可能ですので、ご自身の描き方に合ったもの選んでみましょう。

【2048レベル】

  • グリップペン

【4096レベル】

  • Dr. Grip Digital for Wacom ブラック
  • Dr. Grip Digital for Wacom アクアブルー
  • Staedtler ノリスデジタル
  • LAMY AL-star black EMR
  • Wacom One Pen
  • Wacom Pen 4K

8192レベル

  • Wacom Pro Pen 3
  • Wacom Pro Pen 2

公式ページにて参照

 設定を行うにはアプリ「Wacom Center」からペンの設定画面に移行することができます。設定欄には「ペン先の感触(筆圧レベル)」について、「傾き感度」やサイドボタンの設定が行えます。

Wacom Cintiq Proシリーズの特徴・サイズの比較

※イラストのモデルは「Wacom Cintiq pro 22」です。
本製品は「プロフェッショナルモデル」となります。
  • 「Wacom Cintiq Pro 16【217,800 円(税込)〜】
  • 「Wacom Cintiq Pro 17」【371,800 円(税込)〜】
  • 「Wacom Cintiq Pro 22」【448,800 円(税込)〜】
  • 「Wacom Cintiq Pro 24 ペンモデル」【327,800 円(税込)〜】
  • 「Wacom Cintiq Pro 24」【382,800 円(税込)〜】
  • 「Wacom Cintiq Pro 27」【525,800 円(税込)〜】

このシリーズの対応システムは「Windows 」と「Mac」となります。

画質が「フルHD」ではなく「4K」

「フルHD」が横1920 × 縦1080ピクセルの207万3,600画素に対して、「4K」は横3840 × 縦2160ピクセルの829万4,400画素となり、より鮮明で高精細のディスプレイとなっております。

 このデバイスを利用するには4K対応したパソコンを用意する必要があります。

 手持ちのパソコンでも「4K」に対応してるか確認することができます。

確認方法の例

「windows」の場合

  1. スタートメニューから「設定」を選択
  2. 一覧から「ディスプレイ」を選択
  3. 設定画面から「ディスプレイの詳細設定」を選択して確認

「macOS」の場合

  1. 上部メニューの「Appleマーク」を選択
  2. 選択欄から「システム設定」を選択
  3. 設定画面の「詳細設定」を開き「解像リストをリスト表示」を有効
  4. リストから確認

Wacom Cintiq Pro 16(15.6型)の特徴

  1. 色域はAdobe RGBカバー率98% (CIE1931) (標準値)
  2. エクスプレスキーが左右の側面に各4つずつ、合計8つ
  3. 接続方法は2種類:USB Type-Cケーブル1本での接続、3 in 1ケーブルでのHDMI&USB-A接続
  4. 平置きの状態では[5]°、搭載されてる「折りたたみ式内蔵スタンド」使うと[20]°
  5. 専用スタンド、アームが取り付けられるVESAマウント他社製アームも利用が可能
  6. 指を使ったタッチ操作ができるマルチタッチ機能
  7. 3つのソフトウェアをダウンロードすることが可能、3Dアニメーション制作ソフト「Sculptron」、写真編集に特化した「Boris FX Suite」、Adobe製品のプラン「Adobe Creative Cloud Photography plan」※公式ストアを参照
  8. 標準芯3本、芯抜きが収納できる着脱式ペンホルダー
  9. 繊細なタッチに精度、レスポンスが可能な「Wacom Pro Pen 2」:筆圧レベル[8192]レベル、傾き検出レベル[±60]レベル
  10. 標準芯とフェルト芯が収納できる「ペンスタンド」付き

Wacom Cintiq Pro 24 ペンモデル/Wacom Cintiq Pro 24(23.6型)の特徴

  • 色域はAdobe RGBカバー率99% (CIE1931) (標準値)
  • 接続方法は2種類:USB Type-Cケーブル1本での接続、3 in 1ケーブルでのHDMI&USB-A接続
  • デバイスの右上にバックライト付きタッチキー
  • このモデルには2種類あり、マルチタッチ機能がない「Wacom Cintiq Pro 24 ペンモデル」と搭載している「Wacom Cintiq Pro 24」がありますので注意したください。
  • 平置きの状態では[5]°、搭載されてる「折りたたみ式内蔵スタンド」使うと[20]°
  • ヘッドフォン端子、内蔵マイクが搭載
  • 3つのソフトウェアをダウンロードすることが可能、3Dアニメーション制作ソフト「Sculptron」、写真編集に特化した「Boris FX Suite」、Adobe製品のプラン「Adobe Creative Cloud Photography plan」※公式ストアを参照
  • 24型モデルのみ片手デバイス「ExpressKey Remote」が同梱されている、17つのショートカットキーを割り当てられる、磁石が内蔵しておりタブレット(ベゼル)にくっつく
  • つけ外しのできる着脱式ペンホルダー(収納機能はなし)
  • 繊細なタッチに精度、レスポンスが可能な「Wacom Pro Pen 2」:筆圧レベル[8192]レベル、傾き検出レベル[±60]レベル
  • 標準芯とフェルト芯が収納できる「ペンスタンド」付き

Wacom Cintiq Pro 17(17.3型)/22(21.5型)/27(26.9型)の特徴

  • 色域はDCI-P3 カバー率99% (CIE1931) (標準値)、Adobe RGBカバー率95% (CIE1931) (標準値)
  • 接続方法は「DisplayPort Alternate Mode」をサポートするUSB-Cポート、もしくはDisplayPortあるいはHDMIポートとUSB-Aポート
  • グリップ型のエクスプレスキーであり、左右の側面に各2つずつ、合計4つ
  • 追加オプションが豊富で、キーボードや資料を設置できる「拡張テーブル」やアクセサリが取り付け可能な1/4インチネジ(UNC)穴を搭載しており、お好みでペントレイ、カメラ 、マイクなどをつけることが可能
    ※片手デバイス「ExpressKey Remote」をタブレット上に置きたい場合は、直接置くと読み取り可能範囲内にはみ出るため「拡張テーブル(別売り)」を装着する必要があります。また、「拡張テーブル」はWacom Cintiq Pro 17に装着不可
  • 作業スタイルによってカスタマイズできる「Wacom Pro Pen 3」付き:筆圧レベル[8192]レベル、傾き検出レベル[±60]レベル、サイドスイッチは3つまたは0
  • デバイスに取り付けられる「Pro Pen 3 ペントレイ」が同梱

各デバイスに専用スタンドがある

 このシリーズにはデバイスごとに専用のスタンドが販売されており、他製品と比べ安定性が良いので機会があればセットで購入することをお勧めします。※各リンクは公式ストアに移動

  1. 「Wacom Cintiq Pro 16」用なら
    19°~68°の角度に調整できる「Wacom Adjustable Stand
  2. 「Wacom Cintiq Pro 17/22/27 」用なら
    時計(反時計)回り20°まで回転できる「Wacom Cintiq Pro 17/22/27 Stand 
  3. 「Wacom Cintiq Pro 24(ペンモデル)」用なら
    回転と角度調整が可能な「Wacom Ergo Stand
  4. 「Wacom Cintiq Pro 24/32」専用の
    エルゴトロン製アーム「Wacom Flex Arm

サイズを比較

名称本体(外形寸法)
横 × 縦 × 幅(mm)
画面(読取可能範囲)
横 × 縦(mm)
質量(kg)
Wacom Cintiq Pro 16型(15.6型)410 × 266 × 22344 × 1941.9
Wacom Cintiq Pro 17(17.3型)424 × 253 × 21382 × 2152.2
Wacom Cintiq Pro 22(21.5型)517 × 312 × 30476 × 2675.0
Wacom Cintiq Pro 24(23.6型)677 × 394 × 47522 × 2947.2
Wacom Cintiq Pro 27(26.9型)638 × 379 × 31596 × 3357.2

大画面でのメリットはある?

 インパクトはありますが、サイズが大きいので置くスペースを考えなければなりません。ですが大画面であるメリットはあり、作業も快適になる場合があります。

  • わざわざ拡大/縮小しなくて済むこと
  • 実物大と一緒、または近いサイズで編集が行える
  • 参考資料を同じ画面に置いても邪魔になりにくい
  • 画面が広いので大胆に描ける

購入の特典・保証

ソフトウェアのライセンスが付属

 製品を購入すると各デバイスによって特定のソフトウェアやサービスが一定期間だけ利用することができます。ダウンロードするには「ワコムIDの登録」と「製品登録」が必要となり、製品によってシステム環境が変わるため事前にを確認を行いましょう。

 バンドルソフト紹介ページはこちらから

公式ストアページ

ストア限定セット

 公式ストアでは製品に加えアクセリーなどのセットを通常より安く販売しています。

 例えば、99,880円(税込)の「Wacom Cintiq 16」と12,980円(税込)の「Wacom Adjustable Stand」のセットが合計で112,860円 (税込)になりますが、ストアで購入した場合102,300 円(税込)で入手することができます。

公式ストアページ

ワコムストア延長保証サービス

 Wacomストアで購入する際、通常では1年のメーカー保証が付きますが、条件を満たすことでさらに1年間延長され合計2年の保証となります。詳細はこちらから

条件は、

  • 公式ストアの会員ログインした状態で購入をする
  • 2020年1月以降に購入をしている

Amazon.co.jp限定

 ネットショップ「Amazon」でも限定商品が販売されていて、主にオリジナルカスタムブラシセットが付いた商品を購入できます。

 オリジナル特典の「CLIP STUDIO用カスタムブラシデータ」が付属しており、購入した際、電子メールを通じて提供されます。

ネットショップ「Amazon」の商品ページ

紹介は以上となります。見ていただきありがとうございました。

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