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なぜ比較するのか
楽天グループが発行しているクレジットカードには年会費のかからない永年無料のカードと、有料で所持できるカードがあり、その中で代表的な「楽天カード(無料)」と年に1,1000円(税込)のかかる「楽天プレミアムカード」の違いは何なのか疑問を持つ人がいると思いこの記事を書きました。
紹介する2枚のカードには長所と短所があり、特典を利用するか否かでお得になるか分かれるので理解した上でカードを選びましょう。
種類 | 年会費 | 利用可能額 |
---|---|---|
楽天カード | 永年無料 | 最高100万円 |
楽天PINKカード | 永年無料 | 最高100万円 |
楽天ゴールドカード | 2,200円(税込) | 最高200万円 |
楽天プレミアムカード | 1,1000円(税込) | 最高300万円 |
2枚の共通点
ポイント還元率が1%(100円につき1ポイント)
各本カードを楽天市場などで使えば必ず100円を1ポイントとして獲得することができます。そこから条件を満たしたり、キャンペーンなどにエントリーしてSPU(スーパーポイントアッププログラム)を利用し楽天ポイントの還元率を上げることによって、より多くのポイントを獲得できるようになります。
ポイントアップするには
など
ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Expressから選べる
申し込みをする際に4つのブランドから選ぶことになり、「Visa」、「 Mastercard」、「 JCB」、「 AMEX」のどれかを選択します。タッチ決済ができるのはAMEX以外の3つとなります。
タッチ決済は会計時にカードを専用端末にかざせば、暗証番号の入力やサインを省いて決済できるので非常に便利です。
楽天ペイアプリに設定すればスマホでもタッチ決済ができます。使うにはブランドがVisa、Mastercardのあるい、かつ利用のスマホがAndroid™端末に限ります。
楽天ポイントカード機能と楽天Edy機能が付帯可能
本カードには、特定のお店でポイントが使えて貯めることができる楽天ポイントカード機能が付帯、現金をチャージ(オートチャージ)する電子マネーが利用ができ楽天ポイントも使える楽天Edy機能が選択可能(別途料金)となります。
なお、各機能についての確認は所持しているカードの表面にロゴが印字されており、裏面には楽天ポイントカード番号が記されています。
家族カードが本カードにつき2枚申し込める
楽天カードを所持してる本会員の付帯として家族などに発行できるカードであり本カード同様に利用ができます。
この「家族カード」は本会員の配偶者などが利用でき、使うと本カードで設定した支払い口座から引き落とされるので、管理がしやすく1つの口座で済むのがメリットとなります。
なお、家族カードを申し込むには本会員と生計をともにする”18歳以上”の配偶者や両親、子供となります。また内縁関係や同性パートナーも含まれます。
特徴
- 本カードにつき2枚発行できる
- 年会費は一人で税込で550円(年会費が2,2000円する楽天プレミアムカードが550円で使えるということになります。)
- 利用可能額は本カードと共有される
- 本カードの特典が利用できる(海外旅行傷害保険やキャンペーンなど)
- ブランドは本会員のカードと共通であり選択は不可能
- 家族カードにはETCカードを付帯させることができない
カード利用で普通預金金利が0.12%
本カードの引き落とし口座を「楽天銀行」で設定すると、引き落としがあった場合翌月から優遇金利が適用され0.10%から0.12%にアップします。税引き後は0.095%に変更されます。
それに加えて同口座で給与や賞与、年金の受取があると楽天銀行特典分として楽天市場で支払いに本カードを利用すれば、ポイント還元率が0.5倍になります。ただし、楽天銀行特典分として獲得したのは期間限定ポイントになりますので注意が必要です。
楽天カードの特徴
永年無料
最大の特徴かつ利点であり持っていて負担にならないのが普段使いとしてうれしいところ。トラベル関係を利用しなければ、年会費が掛かり毎月に一定以上利用しないとお得にならない「楽天プレミアムカード」と違い気楽に所持できるのが魅力でもあります。
類似してるもので女性向けのサポートや割引クーポン、優待特典といったサービスが充実した「楽天PINKカード」があります。本カードは条件も厳しくないのでライトユーザーや初めてクレジットを使う人に勧めたい一枚であります。
デザインが豊富
約10種類のデザインから選ぶことができ、限定デザインや可愛いデザインまで揃っているのが「楽天カード」の長所でもあります。
ただし、デザインによって選択できるブランドが決まっているので希望通りのカードが手に入らないかもしれません。
デザインには「お買い物パンダ」や「ミッキーマウス」、「楽天イーグルス」に加盟店や有名人をデザインしたカードを取り揃えています。
特典が少なめ
無料で利用できるが故に保険やサービスといった特典が少ないのがデメリットといえるでしょう。
改めて「楽天カード」提供されているサービスには楽天市場での買い物や本カード使用のポイント還元率、海外旅行傷害保険(最高2,000万円)が備わっています。
それに加えて「楽天プレミアムカード」には優待サービス、お誕生月サービス、楽天証券でのポイント還元率アップ、空港ラウンジの利用や保険の優遇など手厚くなっています。「楽天ゴールドカード」も見劣りはしますがトラベル関係のサービスは用意されています。※詳細は下記で説明しています。
楽天プレミアムカードの特徴
付帯サービスが豊富
本カードをお持ちの場合だとプレミアムならではの特典や多くのサービスが用意されており選べる3つのコース、お誕生月サービス、Rakuten MAGAZINEとRakuten musicが一定まで無料になります。
選べる3つのコース
2025年1月15日(水)以降、選べるサービスは「楽天市場コース」のみとなりますのでご注意ください。
楽天市場コース
プレミアムカードデー(毎週火曜日、木曜日)に楽天市場で買い物をすることを条件にポイント還元率が1倍アップします。
トラベルコース
本カードで楽天トラベルの決済をするとポイント還元率が1倍アップ
それに加え手荷物宅配サービスを利用することができます。
エンタメコース
Rakuten TVか楽天ブックスの決済を条件としてポイント還元率が1倍アップするので多く利用する方はオススメです。
お誕生月サービス
誕生月の間、楽天市場および楽天ブックスでの通常購入を対象としてポイント還元率が1倍アップするサービスとなっておりますが、予約や定期購入、頒布会などは対象外なので注意してください。
Rakuten MAGAZINEとRakuten musicが一定まで無料
Rakuten MAGAZINE
8,000冊以上の雑誌を揃えている「楽天マガジン ライト [月額572円(税込)]」の対象から、毎月3冊を無料で読むことができます。なお対象外のコンテンツは試し読み可能部分までなら購読可能です。
Rakuten music
30日ごとに5時間以内なら音楽を聴けるサービスになっております。「楽天ミュージックアプリ」をダウンロードしてログインをして利用ができます。シャッフルではなく曲を選んで再生するオンデマンド再生でので好きな曲を聴きながら楽しむことができます。
旅行サービスが充実
楽天プレミアムカードにはトラベル関係のサービスが豊富に用意されており、旅行や出張に行く方にとって便利な待遇となっています。
クレジット決済での投信積立はポイント還元率が高い
楽天証券で投信積立クレジット決済を行うことを条件に通常の0.2%から1.0%の還元率にアップします。(「楽天カード」は0.5%、「楽天ゴールドカード」は0.75%)
さらに毎月楽天クレジットカード決済と楽天キャッシュ決済(0.5%)で”各5万円”投資することによって、月額上限10万円をフルでキャッシュレス、ポイント進呈されます。
ETCカードが無料
「楽天カード」の場合だと年間550円(税込)ですが、本カードだと無料で所持できることができます。(「楽天ゴールドカード」、「楽天ブラックカード」も無料)
楽天ゴールドカード
本カードは「楽天カード」と「楽天プレミアムカード」の中間にあたる立ち位置ではありますが、特徴として「楽天カード」に少しのサービスを加えたカードであり、その特典を利用するのであれば「楽天プレミアムカード」を選んだ方が良いかなという印象です。 たまに旅行など遠出する方にお勧めするカードになります。ですのでトラベル関係を利用が少ないのであれば無料で使える「楽天カード」を選んだ方が無難かと思います。
詳細一覧
空港ラウンジの利用について
国内空港ラウンジサービスの利用回数が制限されており”年2回”までとなり、期間は毎年8月31日から9月1日までを1年間としています。利用条件がありますが海外旅行傷害保険も付帯していますので万が一の場合も補償が受けられるのでメリットの一つといえます。
なお、海外空港ラウンジサービは対象外であり「楽天プレミアムカード」と「楽天ブラックカード」が利用できる特典となっています。
各空港ラウンジによって違いはありますが下記のような設備があります。
中には有料のサービスもあるため、事前に各空港のラウンジについて調べましょう。
なお楽天プレミアムカードだとさらに手厚い海外旅行傷害保険や海外空港ラウンジの利用のほか、プライオリティ・パス会員カードの発行を無料でお申し込むことができますので海外への旅行を視野に入れているのであれば、そちらを選択してもよろしいでしょう。
記事は以上となります。見ていただきありがとうございました。